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--------         家庭菜園は儲かるか?                                    

 「60円の白菜の苗を買って、収穫時にスーパーでみたら100円で売っている。肥料とかを考えたら100円以上かけているのかも。お金を考えたらバカらしいな。」の声は、そうなのか?

 家庭菜園は儲かるか?というテーマに対して、いろいろな意見がある。「趣味の世界で収益を論ずることがおかしい。」を始めいろいろ。
 この意見は別として、視点によって答えが変わるテーマである。ここでは、費用と生み出される価値とを比較した。さらに他の視点でもこのテーマの答えを検討した。
 当然のことながら、家庭菜園で実際に売る収入はないとしてそれは除外。
   視点@:かかる費用(実費)と生み出される価値の比較
   視点A:かかる費用(実費)と家計支出の低減額との比較
   視点B:かかるコスト(実費+人件費)と家計支出の低減額との比較

という各場合で収支はどうなるか。

 そこでまず視点@での算定結果を紹介する。
 肥料、種、苗、道具等の購入額、毎日の収穫量とスーパーで調べた単価をかけ生み出した価値を金額算定し、これを初期から続けている。それを下表に示す。

 なお、支出については、種からか苗購入かでも違い、本年度は種からを増やしているが全体では苗購入が多い。

 この結果を見ると、初年度は赤字だが、次年度から黒字になり、昨年度は10万円を越える黒字となった。
今年度はさらに黒字が増えそうな状況である。

 かかる費用に対して生み出す価値はその数倍、最近のデータでは約4倍をあげている。

 最初の、「苗を○円で買っても・・」・という恐れは全くない、と言える。


結論:視点@は明らかな黒字で、費用の約4倍の価値(収入?)が出る。


 ところが、そもそも価値金額はそのまま家計への足しにはならない。ちなみに。今年はトマトが大豊作で、中玉、ミニ合わせて、4,300個(算定額約9万円)の収穫を得た。 多すぎて、近所に配ったり、必要以上に食べたり、これで儲かっているというのはおかしいかもしれない。


 次に視点Aを検討する。
 現実的な家計への貢献で考えるならば、このケースAであろう。

 ただ、残念なことに我が家では家人が家計簿をつけているものの、菜園前後の生活人員そのものから違っており、家計支出がどれだけ減ったを算定することができない。


家人の実感としては、夏野菜は価値のほぼ1/5、秋冬野菜は価値そのままでまあOK。ということのよう。まあ平均すると1/4くらいか。

 つまり、4倍の価値が1/4になって、費用ととんとん、だろうということでした。

 結論:視点Aは収支とんとん。


 ただ、そうなると労力分が赤字ということになるのか。

 次の視点Bは、労力を算入する場合であるが、もう議論するまでもなく、大赤字。
 労力は時期によって変化するが大雑把に言って、2時間/3日というペースかな、それだと1000円/時間として、20,000円の人件費で年24万円かかる。
結論:視点Bは大幅赤字


ちなみに、最初の疑問について、白菜の苗1株にかかっている肥料代はおよそ10円です。ですので、苗代60円を合わせて70円をかけています。
まあ、損はしていない。種から育てればなお良しとなります。

  最後に

 家庭菜園を趣味と考えるならば、損をしない経済的な余暇活動と言える。さらに無農薬、減農薬の魅力、トマトに代表される美味しさ、運動・体力維持、つきあいの広がり等々のメリット    結論:やめられない