ハイパーJUN 挑戦

    トップページ  BACK(菜園)

〜挑戦1〜

------非常識への挑戦2015〜なす科連作:じゃがいもの後作にトマト〜

常識@:石灰散布後1週間、堆肥後1週間おいてから種、or苗を植え付けること。
常識A:トマトやじゃがいもは連作を避け、数年の間隔をおいて作ること。

実践:じゃがいもを5月31日に収穫し、すぐ石灰散布、翌日牛フン、配合肥料を施し、その日のうちにトマトの苗を植え付けた。

常識@だけへの挑戦なら雑学@でも経験済みであるが、常識Aを無視し、じゃがいもの後作に同じなす科のトマトを植えてみた。これは非常識だろう。
当方の事情として、我が菜園の輪作計画からすると、同じなす科を作った方が考えやすく、また6月に栽培開始する適当な野菜もなく、ある意味やむを得ない策であり、これが成功すると、今後に役立つという実験でもあります。

さて、どうなるか?の記録です。

2015.6.1   手前2株はトマト( 桃太郎)、奥の1株はミニトマト(千香)で、いずれも接木苗です。
苗は大苗と表示のもので、1苗400円と高かった。
 2015.6.17  今の所、順調に育っている。実もつき始め、病気らしい様子はない。
これまで適当に雨があったので、水やりは定植時の後、1回したくらい。
 2015.6.29    定植後1ケ月近くなり、実も大きくなってきたので、追肥として配合肥料を施した。
写真中が桃太郎トマト、右がミニトマト(千香)。
 2015.7.10    ミニトマト(千香)が赤く熟し、1ケ収穫。
桃太郎の方は葉っぱが曲がっている。肥料過多?別?
 2015.7.19   配合肥料を追肥。
 2015.7.26
   桃太郎トマトが収穫を迎えた。本日は2個。特に傷等なく、まず良好。
 この間    ほぼ2週間ごとに配合肥料を追肥。収穫は継続してできている。
 2015.9.15    写真左はミニトマト、右は桃太郎トマト。
他の畝のトマトは全て9月5日頃撤去。当菜園仲間のトマトもほとんど全て撤去されている。
当トマトはまだ枯れていない。特にミニトマトは元気。
本日の収穫はミニトマト34個、桃太郎1個。
これまで、収穫数量は少な目だが、特に病気もなく、まあ良好に推移している。
 2015.10.4    最初の写真2枚はミニトマト。本日の収穫は14個。現状、毎日10個前後の収穫で推移している。まだ元気だが次作のタマネギが待っているため、今月中旬には終了させる予定。
3枚目の写真は桃太郎。小さい実がついているがこれはもうダメ。桃太郎の収穫は実質9月17日で終了。
 2015.10.12    茎、葉とも弱ってきた。そろそろ終わり。
本日の収穫は21個。甘さはひと頃より落ち、この点でも魅力は少なくなった。
 2015.10.15    本日、トマトを撤去した。
ミニトマトの最後の収穫jは、熟したもの42個、一部塾したもの(何日か後、食べられそう)87個だった。
桃太郎トマトは、やはり結局10月4日から特に大きくならず。

トータルで、桃太郎トマト(2株)21個、ミニトマト(千香1株)497個であった。
桃太郎トマトは2倍以上を収穫したかったので、不出来かもしれないが、
ミニトマトは十分と言えるだろう。
収穫時期も、他のトマトがなくなった10月半ばまで続いたのが良かった。

結論的には、”じゃがいもの後作にトマト”は十分に考えていい作戦と言える結果であった。
 2015.10.20
   <追記>
上の10/15収穫で、まだ青さが残っていたものが室内放置で5日後、赤く熟した。
味も、新鮮さが感じられ、十分においしかった。
     


〜挑戦2〜
    にんじんを移植してみた!

常識:”にんじんは直根性なので、苗を移植してもうまく育たない”に挑戦してみた。
挑戦理由:にんじんは芽出しが難しく、一様に芽が出てくれず、畑にすき間ができてしまう。そこで間引きしたにんじんを植えることができれば効率的である。

実施内容:根が6〜7cm程度に少し育った間引きしたものをにんじん畝のすき間に植えてみた。


結果:写真の右2つが移植したにんじん。左は普通に育てたもの。
   やはり、いびつな形である。とても売り物にはならない。ただ、家庭では食べられる。   
結論:すき間には、再種まきが普通かもしれないが、時期等によっては、ダメもとで移植するのは十分選択枝になる
 


〜挑戦3〜

-非常識への挑戦2017〜マメ科連作:えんどうの後作に同じマメ科の枝豆〜

常識:マメ科は連作を避け、数年の間隔をおいて作ること。

実践:スナックえんどうの収穫を5月13日に終え、その後に枝豆(えだまめ)を育てた。

元々はえんどうの後ににんじんを作る予定であったが、にんじん種まきの8月まで間があるので、その間の有効利用策を考えた結果、栽培期間が短く時期的にも良い同じマメ科の枝豆に思い至った次第。じゃがいも→トマトの例と同じく、今後に役立つという実験でもあります。

さて、どうなるか?の記録です。

 2017.5.13 スナックえんどうの収穫を終え、その日の内に石灰散布。
また、別途3号ポットに枝豆の種を各3個まき、育苗することとした。 
 
 2017.5.15
 マメ科の連作は特に根が元凶ということなので、えんどうの根をできる限り取り除こうとした。
ある程度は集め除去したものの、ひげ根というのが無数に残っており、ほとんど意味はないことをしたのだろう。
 
2017.5.21   ポットの種は、2日ほど前から芽を出し始めている。今日全てのポットで芽を確認した。
今回2列×7の14箇所で植え付ける予定であり、17ポットで十分のはずであるが、念のため畑に4箇所種をまいた。時期ずらしの意味もある。
 
 2017.5.28 ポット苗に本葉が見えてきたので、 2列×5の10箇所に植え付けた。  
 2017.6.1  直まきの所では、4箇所中1箇所しか芽が出ず、やむなく残っていた3ポットを追加植付けた。
直まきの箇所は左下、全ての箇所に植付け終了である。
 
 2017.6.18  順調に育っている。
これまで、2〜3日に一度の水やりのみ。
 
 2017.6.20 害虫発見。
マルカメムシのよう。やむなく農薬散布。えだまめには害虫がつきものらしい。
 
 2017.6.27  花が咲いてきたので、化成肥料での追肥と土寄せを行った。
写真撮影を忘れたが、小さい白い花で、咲いたというより、咲きかけ程度で終わった。
 
 2017.7.2  実がついてきている。  
 2017.7.23  マルカメムシを多数発見。60匹ほど捕殺した。  
 2017.7.26  もう実が大きくなっていたので、まず4箇所×2=8株収穫。
マルカメムシが数匹潜んでいた。また1/4〜1/3ほどは実が小さかったので処分したが、まずまずの出来栄えであろう。
そして、美味しく頂きました。
この時点で、すでにこの挑戦は成功と言えそうである。
 
 2017.7.31
 本日最後の収穫。この所、連日マルカメムシを数10匹捕殺しており、豆の被害も心配で、さやの黒ずんでいる箇所がその一端かなと開けて調べても豆は無事。
さやの中に虫は発見できなかった。

そして、なにしろ、連作の問題は何も起こらなかった。

 
 総括 マメ科連続の栽培は問題なく、成功であった。
ナス科連続の場合でもそうだが、1回くらいの連作は問題ないのだろう。
なお、害虫対策は別の課題であるが、ただ今回程度の被害は食する上では許容範囲内であった。